2013年03月30日
【ドキドキVisio:01】Visioでドキュメントをオブジェクト指向風に作る
“マイクロソフト Visio Standard 2013” って高過ぎます。小売価格が39,800円もするんです。Visio Standard 2003 は15,000円ぐらいだったんですがね。
(普及してライバルがいなくなったら値上げするという阿漕なやり方です)
もともとVisioは、スティーブン・ジョブズがAppleを追い出されて設立したNEXT社の製品“NEXTSTEP”用のソフトウェア「Diagram!」として開発されました。これをVisio社がWindows用に複製・開発したソフトウェアです。(ジョブズに見初められたので製品としての筋がいいです)
後にマイクロソフトがVisio社を買収し、VisualBasicなど余分な機能をてんこ盛りしたOffice製品として販売しました。個人的にはVisio社時代のVer4.0がシンプルで使い易かったのですがね。
さて、このVisioは作図ソフトとして有名ですが、ドキュメント、とくにオブジェクト指向的なドキュメント作成ツールとして使っても便利です。便利なだけでなくドキュメントを部品化しますので、ドキュメントを作れば作るほど生産性がどんどん上がって行きます。
■前景、背景がありアニメセルのような重ね合わせで文書を作ります
レイアウトを背景として作っておき、前景に文書を書いて行きます。私がよく使うのは、
・文書(前景)
・・外枠(背景)
・・・大外枠(背景)
という重箱風の積み重ねです。
○大外枠
○外枠
○文書
こうすることによって、レイアウト(特に日本人が大好きな罫線)を文書と分離できますので、スムーズにドキュメントが書けます。
■文書も文字入力エリアとして部品化してレイアウトできます
この部品化した文書を作って行けば、文書を作成すればするほど部品が溜まって行くので、この組み合わせでより簡単に後の文書が作成できるようになります。そしてこの部品化した文書はドラッグ&ドロップでレイアウトでき、シートの外側において置けば、アイデアメモや書き掛けの文書の構想を練るのにも便利です。
■Acrobatを使えばVisio文書からWord文書に変換できます
提出文書はWordだけというところもあります。こんなとき、ちょっと値が張りますがAcrobatを使えば、
[Visio文書] → [PDF] → [Word文書]
PDF出力を経由することによりWord文書にもできます。後日解説しますが結構綺麗に変換できます。
さて、この後も【ドキドキVisio】では、Visioによるドキュメント作成を解説していく予定です。
今回はサンプルとして、A4、A3のドキュメントを用意しました。ダウンロードしてお試しください。
【download】「ドキドキVisio:01」 Visio2003フォーマット・シート
・今回のシートはオートページ番号を設定していますので、前景ページを追加していくと、そのページに番号が自動的に割り振られます
・Visio2003以降では図形にマウスカーソルを近づけると接続線が自動で付けられる「おせっかい機能」がありますので、この機能はOFFするように設定してください
あなたのドキュメントが、Visioと伴にあらんことを!
(※ご注意: 操作は Visio2003 or Visio2007 を対象としています。しかし、Visio2010以降でも問題ないと思われます。)
【ドキドキVisio】
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